MT4のEAにおけるRCI活用
RCIとRSIはFXにおけるテクニカル指標のひとつで、それぞれに異なる特徴があります。RCI(順位相関指数)は、一定期間内で時間と価格に順位をつけ、そこにどのような相関関係があるかを分析する手法です。RCI値は+100%に近づくと買われすぎ、-100%に近づくと売られすぎと判断します。RSI(相対力指数)とは、一定期間内の価格の上昇幅と下落幅を活用し、買われすぎなのかあるいは売られすぎなのかを判断する手法のことです。チャート下部に変動幅0〜100%の数値で表示され、70〜80%以上で買われすぎ、20〜30%以下で売られすぎと判断できます。
MT4にはRSIは導入されておらず、利用する場合は別でダウンロードするか、自作でEAやインディケーターを作るなどして導入する必要があります。自作の際はRSIだけでEAを作るのではなく、移動平均線やRCIなどと組み合わせて使います。RCIやRSI単体での使用は、だましが発生しやすく組み合わせることでだましを回避できる可能性が高まります。だましとは、テクニカル分析で売買サインが出たものの実際は逆の方向に動いてしまうことです。RSIやRCIを使ってMT4のEAトレードを行うには、こういっただましへの対策も必要です。